平成22年7

またまた久し振りの”ひとりごと”です。

早いもので、今年もあっという間に半年が過ぎてしまいました。
6月の初旬には、中国で行われている上海万博に出演をさせていただきました。予想をはるかに上回る人出、予想以上の日本文化に対する興味など、あらためて認識することや、勉強になることがたくさんありました。
同時に、日本の繊細さやお行儀の良さなど、日本の良さをあらためて認識することができ、何か嬉しくなりました。

さて、梅雨明けも間近になりますと、夏祭りのお囃子のお稽古の音がどこかで聞こえて参ります。
私達もいよいよお祭りに向けて、お稽古を開始する時期になってまいりました。
思えば今から7年前、何とか芸者衆の「にわか山車」を復活できないかと、地元町会の皆様にお願いをし、町会様のご理解により、お祭りへの参加を認めてもらい、地元の焼き鳥屋さんのお父さんの手作り山車で始まった私たちの「にわか」ですが、その後、地元企業様のご協賛も得て、今では立派な「にわか山車」を作っていただくことができました。

最初の頃は、町会の山車の後ろに遠慮がちについて、さらにはパレードの途中で「にわか山車」が壊れ、途中棄権した想い出など、この7年間の想い出は数え切れませんが、今年はさらに嬉しいご報告があります。
今年の八王子祭りの新たな試みとして、お祭りに参加している山車全てが一同に会するイベントが行われます。
歴史あり、文化財にも指定される八王子の山車とともに、私たちの「にわか山車」がそのイベントの中に入れる事になりました。
想像もしていなかったことで、喜びの大きさを表現することもできないくらい嬉しいです。
本当にこんな光栄はなく、できる限りの稽古をし、ご恩をお返ししたいと思っております。
最初、一生懸命「にわか山車」を一人で作ってくださった焼き鳥屋さんのお父さんはもう他界していませんが、今、そのお父さんの顔を想い浮かべながら、この”ひとりごと”を書いています。
本当にありがとうございます。
多くの方に支えられて今があり、人のありがたさを感じられる幸せを感じています。

今年のお祭り、もしお時間がございましたら、是非見に来てくださいませ。
皆で頑張ります。

めぐみ